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サワコの朝 北野たけし ネタバレ(3) [サワコの朝]

サワコの朝 北野たけし ネタバレ(2)からの続きです。

日本人の力ってのが、弱まってきているような気がするんですけれども、学力だけでなく・・
なんか、だから、コンピュータとインターネットを中心とした社会が奴隷化をしてると思うよね。
その中でケンカしたりネットでやったりチャットでやったりしてるのは
狭いニワトリ小屋にニワトリが入れられて頭をツツキ合っているような気がしてしょうがない。
そして卵だけ持ってかれてる気がする。

本当に本人たちは世界が広がってるような気がするけれども、逆にちっちゃい世界しか見えてないと?
要するにちっちゃい事を検索して、調べて、見ることであって
本当に必要な情報って今の街を歩いてて
一切テレビも新聞も見えなくても、歩いてて情報は耳に入るからそれが一番正しいもんだよね。

芸人てよく自分のことをネットでの悪口とか評判とか気にするけど、
俺は一切見ない。

人に悪口を言われたり、批評されたりすることについては、落ち込むとはありますか?
ない。それは、テレビの視聴者とか、その人たちの権利だから。
権利。どうぞ好きなことを言ってください。
我々は職業として食べてるので、「お前何も分かってない」なんて応酬はしない。

そうだこうだおっしゃいながら、たけしさん、人気無くなってないでしょ?
まぁ、そういう風に信じてますけど。
番組のレギュラーが結構あるんで、大丈夫だろうと思ってる・・・うん。

それが昔みたいに、いつか落ちていく不安とか・・・?
それは年齢と共に、体力と感覚も古くなってくるだろうから
フェイドアウトは当然であって。

感覚が古くなってるってことを、チラッとでも感じたことはあるんですか?
俺はね、漫才で40ちょっとの時に、アドリブがパッて出ない時に「あ!終わった」って思った。漫才は。

40ちょっとの時に?
30代では一番相手が言ったことに対する返しの言葉が一番お笑いとして的確な言葉が自分でも自信あったんだけど、パッと出たんだけどね。
「えーっと」て言っちゃう。その言葉は分かってるんだけど、出てこない。
それが出なくなると、反射神経なんで、漫才なんか特に。
反射神経が相当ダメになったって事は、漫才はもうダメだろう、と。

そう思ったときどうなさったのですか?
漫才やめてラジオのDJやったり、コントでもネタが出来ているもの、アドリブをなるたけ使わないように、とか。
俺は早いんですよ。漫才でも、ピークの時に自分でも「これはピークだな」って感じた時なんてここで終わったって思うから。

でもまだ稼げるとか、まだリクエスト一杯あるし・・・
(下り坂の間に)違うハシゴを見つけなきゃと。こっちにラジオのハシゴがあったらそっちにトントンと乗る。

未練は無いのですか?
ない。別に無い。お笑いはお笑いだし。

たけしさんご自身は「引退」の時期とかそういうの考えることはおありですか?
自分は、お客の前で芸をやって上がってきた男なので
自分でやめようとも思わない。
誰が決断するのかっていうと、引退はお客が決める事で、お客さんが「たけしもう見たくない」って言えば
自然と視聴率もなくなるでしょ?
そうしたら辞めていく。

「次はお客をこっちに向けてやる」とか「今回は調子悪かった」とかそういう風には思わないのですか?
だいたい芸人さんはそうですよね。そう言ってやってるよね。
40年間当たんない人いるし。(笑い)
売れない画家だと思えばイイんだけど。
だから、リタイアってのは多分体が動かなくなって発想もできなくなったらリタイアなんだろう、と思うけど。

今、心に響く曲
少女の涙に虹がかかるまで
(1997年)喜納昌吉

喜納 昌吉(きな しょうきち)さんてのが好きでね。
この人が「少女の涙に虹がかかるまで」ってあるでしょ?
結局は、沖縄ってのは大戦で見捨てられた国。
沖縄返還になったって米軍基地はあって。
沖縄にもちゃんと補償しなくちゃいけない。
ちゃんと責任とろう、とれって言ってるのに基地の問題とか押し付けられるでしょ?
そういうのをひっくるめて「楽しいけど哀しいところ」。
だから映画で2、3回沖縄を撮るんですよ。
生物は海から上がって人間まで進化したのに、相変わらず殺し合いをしたり、悪いことしたりする。
それをもう一回原点である海の前にヤクザを立たせるとか、そういったのはちょっと好きで
題材にした映画多かったんだけど、うん。
実はこの歌は、沖縄の現在と夢と愛とみんな混ざった自分は非常にメルヘンチックだと思っている。

なかなか沖縄でしょ?
喜納さんの沖縄なまりと、なんか、感じがいい。

カラオケにいらして歌ってらっしゃる?
これ歌う、歌う。
みんな盛り上がっている時急にこの歌歌うんで、やな顔してますけどね。
どうしてこう、場違いな歌をって。
あと、「空と加藤隼戦闘隊」やって呆れ返って客が帰る。(笑い)

では最後に今の子ども達に、一言。
うん。今生きてることに感謝をするのが良いんだ。
生きていることは全てです。
いずれみんな死ぬけれど、生きている時に「いかに生きるか」だけを考えろ、って。
そうすると、マヌケなことをしているヒマはないでしょ?
言ってる私が間抜けなことをしてるのが、ちょっとツライですね(笑い)


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