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サワコの朝 吉川晃司 ネタバレ [サワコの朝]


2013年4月20日放送のサワコの朝、のネタバレです。


今日のゲストは、今や時代劇で殺陣のシーンでこの方がやらなくて誰がやるんだ?と思うくらい存在感の強い、歌手の吉川晃司さんです。

体は相当普段から鍛えてらっしゃいますか?
歌い手は肉体労働ですからね。今は西郷隆盛さんを演じているのでだいぶ体は大きくしています。
体重も4~5キロ増えてますかね。時代劇は楽しいです。ヒーローと時代劇は一緒なんです。ちょんまげによって変身できる。あれで人格がちょっと変われるというか。”変身”みたいな。


ちょんまげつけてロックステージは?
それはないですよ!!(笑い)


1965年生まれ47歳、広島県出身。18歳の時「モニカ」で鮮烈デビュー「ラヴィアンローズ」などヒット曲を連発し瞬く間にトップスターに。1989年には布袋寅泰さんとCOMPLEXを結成し話題を集めました。2009年大河ドラマ「天地人」出演など俳優としても活躍。47歳となった今もその魅力は輝き続けています。デビュー当時はアイドルとして大人気でしたが実は…。同じ年にデビューした友人尾崎豊さんとは心の中で通じ合うものがあったといいます。


記憶の中で今もきらめく曲
ローリングストーンズの「Undercover Of The Night」1983


当時はディスコミュージックが流行っていてローリングストーンズが時代に合わせてそう言うテイストのモノを作ったりしていて「おお、ストーンズやっぱりすごい。時代をうまく取り入れてるんだなぁ」感動しました。


当時は東京に出てきて渡辺プロダクション(当時の芸能事務所)には入っていたんですか?
契約状態でした。事務所には自分でアプローチしたんです。当時沢田研二さんや山下久美子さんなどちゃんとロックスピリッツを持っていながらメジャーをやっている、というのが一番すごいなと思っていた。


17歳の時にデビューアルバム「パラシュートが落ちた夏」を出しました。帯には「オリンピックの道もあったけど、生きるなら より劇的<ドラマチック>に…」とのキャッチコピーが。オリンピック選手になりかけた?
元々水泳選手だったのですが、今で言うアンダー20に一度選んでいただいた事がありますね。


水球をやっていたけど諦めて、渡辺プロに入って映画の「すかんぴんウォーク」でデビューするんですよね?
(ナレーション)
物語は歌手を目指す主人公が海を泳いで上京するところから始まります。水泳が得意な吉川さんの魅力を全面に出す狙いでした。広島県出身の主人公が歌手としてスターダムを駆け上がるストーリーは吉川さん自身がモデル。そして劇中で歌うのは映画の主題歌になった曲「モニカ」。吉川さんは実際にこの曲で歌手デビューを果たし一躍大人気に。型破りなパフォーマンスで見る者を釘付けにしました。


(歌の終わりにバック転をしながら海に飛び込む映像が流れた後)こういうのは最初から演出としてあったのですか?
水があるところだと「どうしますか?」と必ず聞かれてましたね。「(飛び込むことを)やってくれとは言わないのですが、どうする?みたいな。」期待応えて「じゃぁやりましょうか」と。あんまり自分からやってるのは、アホですね(笑い)


モニカでデビューしてからずっと人気が上がってきた頃はどうだったんですか?
戸惑いましたね。まだ1,2年しか経っていないのに。ついこの前までは田んぼのあぜ道通ってたのがものすごくきらびやかな世界に入るわけでしょ?時間の流れが早すぎて、己の思考がついていけなかったんでしょうね。そんなに力は備わってないのに持ち上げてもらっても、皆さんにも申し訳ないし、厳しいな、と。だから走り回ることで自分を安心させてたって所があります。


アイドルとしてのイメージが強いってことにも抵抗があったのですか?
当時はね。今は逆にアイドルと呼ばれたいと思いますけど(笑い)ロック歌手で、というよりも「操り人形感」みたいなものがあるじゃないですか。
「お前は東京に出て行ってテレビに出て、猿回しの猿になるのか?」父親に言われたんです。「マリオネットになって何が面白いんだ」と。
「マリオネットには ならないよ。」
「いやいやいや~」と からかうんです。それで余計ムキになってたかも…


今はどうでもいいことですけど、10代ですよ?


尾崎豊さんがデビューも同期で同い年。仲が良いというよりも、お互い巨大なシステムの中にポトンと落とされた子どもですよ。
彼も彼で同じようなストレスはあったと思いますね。二人で、いや、彼の方が大人でしたね。
「吉川 気を付けようぜ。俺らはまだ子供だ。」
「お、おおう」みたいな。
「がんばろうな。…しかし、お前のその服装はどうなの?それ、格好いいと思って着てるの?」ってお互いに言ってた(笑い)
「お前こそ、それイイの?」
「だけど、お前の音楽、説教臭くないか~?」
「お前、チャラチャラ歌ってねーか?」そんな会話の時間がホッとするというか。


歌自体、ステージやアルバム出したりは楽しかったのですか?
デビュー当時は作家さんに作っていただいたんですけど、徐々に己の作品になり…書けない時期なんかは、どうしようか!!と思った時期もありましたね。

詩を書こうとすると恐怖心みたいなもので、手が震えるんですよ。家に帰ろうと駐車場まで行っても、帰れないですね。家に帰ったら作曲作業の続きをしなきゃいけないと思うと何日も泊まったり。みんなあると思いますけど。締切が決まってたりするでしょ?


そんなに数は多くないですけど、1~2回そういう事ありましたけどね。それが、乗り越えた時に強くしてくれるんじゃないかな?


 


布袋さんと最初にCOMPLEXを組んだのは吉川さんご自分の意志?
そうですね。2人仲良くなって四六時中飲みに行ったり、音楽やったりしてましたね。


布袋さんに出会ったことで得たものってありますか?
やっぱり彼の作曲能力とかデモテープ(レコーディング前の試作品)も完璧に作ってくる所とかね。僕はデモテープ作っても7割くらい出来てれば残りはスタジオでディスカッションして完成させたりしますけど、完璧に作ってくるんですよね。
「吉川、7割のデモテープはデモテープじゃねぇ。100%出来てこないと協奏にもならないよね」と。刺激になったし、大変お世話になりましたね。

2年間活動なさってどうでした?
難しいですね。というか、隣の芝生は青いっていうのかなぁ、僕はバンドをやってみたかったんですね。”近しい仲間”みたいなものに憧れまして。でも、バンドを経験してみたら…一人の方がイイんじゃないかと(笑い)

それと当時は、ロックの世界の方が、純粋に感じてた。芸能界ってもっと【清濁併せ呑む】(せいだく あわせのむ)って言葉があれば、”濁”が多いのかな?と勝手に思っていた。
ところが、ロックの世界も芸能の世界も裏側がつながっているんですよ。一緒なんです。全部。実は。それを見ちゃったというか。「何だよ!!一緒だったんだ!!」と思ったとき、楽になりましたよ。



肩肘張ってもしょうがないと?
うーん、(肩をさすりながら)まだこの辺は張ってますけどね~(大笑い)これ、肩パット肩パットって言われていたけどパットなんて入ってないんです。直角でしょ?皆さんアレですよ、攻撃ですよね。肩パット取れ、と言われても肩ですから。
だから周りの人は、僕がカーディガンを着てもリラックス出来ない。俺はリラックスしてもらおうと、カーディガンを着るけど、直角になっているから…(フフフ)


垣間見える筋肉だけでもスゴイなと、思うのですが普段はどういうトレーニングをなさっているんですか?
公園で。子供たちが遊ぶような公園とかでね。特にジムに通うとかという、ストイックなのは僕は苦手です。(今座っている椅子の肘掛を使って)こうやって鍛えたりできるんですよ。


吉川さんだってここ最近の映画、西郷隆盛もそうですけど織田信長もそうだし、いつからか、すごくいい役者さんになってません?
有難いことに、何か、そういう役を頂いて。本格的ですか?イヤイヤイヤイヤイヤイヤ~(と謙遜)殺陣は結構習いましたけど…


習ったからって殺陣は出来るもんじゃないでしょ?
公園で練習してたら、おまわりさんに怒られましたね。追っかけられましたね。


ああいうのを見ていると、ドラマってのもあるけど、西郷隆盛とかあの時代の人たちっていうのは命をかけて日本のことを考えてたんだな、と気迫が…
僕はその方の心模様、どういう方だったのかなとか可能な限り調べますね。お芝居をとか考えないですね。どういう人だったのか。


例えば吉川さんが考える西郷さんは、どういう所が魅力でどういう風な人だったと解釈を?
もともと武士といっても下級が下の方で、島流しにあって、雨ざらしの檻だけですからね。南国といえども寒いですよ。当たり前に普通の人間だったら、おかしくなっちゃうでしょうね。あれを耐えたという。あそこでやっぱり彼は大きなものを手に入れられたんだと、すごい忍耐力だと。だから致し方なく、国を治すためには多くの方が亡くなる決断もしなければならないじゃないですか。ずっと悩んだ方だったみたいですね。最後の最後まで。ちゃんと悩んで、決断したら変えない。ちょっとヘソを曲げるところもありましたけど。


ちょっと似てません?
それは、怒られちゃいます。ヘソを曲げるところだけはね(似てるかも?)ヘヘヘ。


元々時代物がお好きというか?
時代劇大好きですね。時代劇かヒーローもの(仮面ライダーとか)ですかね。


仮面ライダーにもなったし?

ええ。現代劇はほぼ興味無いですね。ハードボイルドが好きでね。ハードボイルドが生きられる場所って現代ではないと思うんですよ。時代劇やヒーローものとかにはあるんだと思います。
ハードボイルドというのは、男が”かぶける”世界だと思うんです。男が格好をつけて生きられる世界。そういうものに憧れる。
自分の歌でもそうですが、”かぶいて”ますね。見えを張るというか。”かぶいて”ナンボのもの、それが夢だろう、と思っていて、すごく”隣の兄ちゃん”感は嫌ですね。仕事する場合は。


そういう歴史上の偉人だけじゃなく、あの時代の侍、武士というか、今度出されるアルバムも「SAMURAI ROCK」ですよね。
アルバム「SAMURAI ROCK」は精神性というか、「サムライ」のイメージを借りただけですけど。
日本というのは岐路に立っているというのは、間違いないわけですから。僕らはこのまま見て見ぬふりをしてしまっていたら、恥知らずの世代だと思いますね。だって、自分達の無知や色んな事で、我々の次の世代に負の遺産ばっかりを押し付けて行くわけでしょ?
それは何とも我慢がならないというか、自分が自分で”かぶいて”生きてきたつもりなんで、台無しになるなって思いますね。


男のダンディズムが汚されちゃうっていう?
そうそう。”かぶいて”きたのに木っ端微塵じゃねーか。それだけは何とかしたいな、と思いますね。


今、心に響く曲は?
デヴィット・ボウイ「Where Are We Now?」(2013年)
この方も10年ぶりに出されましたね。聞けると思ってなかったんで、ものすごく嬉しかったですね。若い頃から大好きでした。この方も60後半ですよね。
自分の歩んできた道を振り返って、じゃぁこれからどこへ歩いていこうかと。


デヴィット・ボウイさんが10年ぶりにこうやって66歳にしてまた新しい曲を出してくると、油断ならぬ感じですか?
だから励みになりますよね。自分たちももっともっとやんなきゃなっていう。


47歳という年齢で、これからもっとこんなことやりたいとか夢や目標はおありなんですか?
歌える限りは、歌手ですから歌を歌うと。60になったらお寿司屋さんやりたかったんですけど、魚が好きなんでね。ところが、60と言ったらもうすぐなんですよね。


まだ47歳でしょ?
ええ、でもひと回りしたら60ですよ。お寿司屋さんは70にしようかなと。さっきのデヴィット・ボウイさんだってもう70近いでしょ?で、元気じゃないですか?


大丈夫ですよ!!格好いいですよ!
大丈夫ですか?ありがとうございます!!イエーイ^^




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